自宅の風呂ではありません。みんなで使うところです。マナーを守りお互い気持ちよく入浴しましょう。
◎最低掛け湯は必ずすること
貸切だろうが、洗い場の無い露天風呂や野天風呂だろうが、公衆浴場にはかわりありません。 湯を不当に汚す行為は違法行為になります。実際裁判やる人はいないだろうが、厳密には民事及び刑事的に罰せられる行為になります。 体を洗ってから湯につかるのが望ましいが、混浴は秘湯も多く、洗い場が無かったり、 豪雪の露天風呂等は寒くてすぐに温まらないと死にそうになる場所があります。 だから最低でも掛け湯をして、体の汗を流し、陰部の洗浄（手で性器と肛門を擦る程度）をしましょう。 軽く擦るだけでも大腸菌はかなり減るし、恥垢も落とせます。 子供にも小さいうちからしつけましょう（自宅の風呂でも）。
◎タオル類は湯につけない
これは衛生的な事で、混浴に限らず多くの公衆浴場で禁止されている事です。
書籍やテレビ等でタオルつけているのは、あくまでも撮影上の事です。
一部の浴場ではバスタオル巻を認めているところがありますが、基本的にはマナー違反です。
あまりにも開放過ぎて女性が入るのがきついところで、バスタオル巻を許可しているのなら仕方ないとは思いますが、やはり駄目な事だと思います。
バスタオルの毛くずが散乱して迷惑だし、バスタオルから大量の水がしたたりながら歩かれるのも不愉快だ。
風呂出入りするたびに、一度バスタオルに付着した湯の花（温泉成分の塊）が散乱するのも不快だ。
手狭の風呂の場合一度入って濡れたバスタオルで出入りすると湯温が凄く下がってぬるくなる。
本人の恥ずかしさが紛れるというメリット以外、他人には迷惑のデメリットだらけだ。
しかもバスタオル巻で陰部を洗って入浴をする女性見たこと無い。
現にバスタオル巻可能だったところが、利用者からの苦情で禁止になったところが結構あります。
受付で厳しく言われる浴場もあります。真の温泉好きな人は、掛け湯をしないのと、タオルを湯につけることを物凄く嫌います。
女性の裸が見たいということではありません。厳しい言い方をすれば、入らなくて結構です。
個人の恥ずかしさと衛生面を天秤にかければ当然の事なのです。
中にはマジ切れするオヤジもいます。
私も見かけた場合入る前に注意しています。
バスタオル巻可の場所では管理者に不衛生なのでやめて欲しいと伝えてます。
当然私の連れ（妻）にもタオルを湯につけさせません。
後に上手に隠すコツ
がありますので、女性の方は参考にして下さい。
長い髪は予め結んだり束ねたり、キャップをかぶりましょう。
◎騒いだり飲食はしない
温泉の効果のひとつはリラックスするためのものです。横で大騒ぎされてはたまりません。
子供も暴れたり騒いだりしないようにしつけましょう。
お喋りも小さな声で話しましょう。
脱水症状を防ぐための水分補給等は別として、飲酒は厳禁です。食べ物を食べるのも厳禁です。
酒気帯び入浴もいけません。
しかしながら私の経験上、うるさく騒いだり飲酒入浴及び酒気帯び入浴の多くが地元人です。温泉管理者又は役場にクレームを入れるのは当然ながら、当サイトでも事実を公開します。
◎体をよく拭いてから脱衣所へ行く
脱衣所が濡れていると靴下をはくことが出来なくなり大変迷惑な事です。とくに女性に多いのです。 脱衣所が男女共用の所で、裸を見られたくない一心に濡れたまま脱衣所に行く。 最悪な事にバスタオル巻で入浴した後、そのまま脱衣所に行く。床は大洪水。 自分勝手にも程があります。前にも書きましたが、裸風呂の混浴なのです。 100％見られたくないなら、混浴諦めてください。脱がなくて結構ですから混浴に来ないで下さい。
◎度を越えたイチャつきはしない
電車バスでも問題になっていますが、混浴ではみんなが裸なのです。節度をもって入浴しましょう。 ガイドラインは人様々でしょうが、人目を気にしながら静かに軽くキスする程度まででしょうね。
◎無断で他人を撮影しない
裸風呂です。撮影には細心の注意が必要です。たとえ撮らなくともレンズを向けるだけでマナー違反です。 特に女性は不快に感じます。風呂全体を撮りたいとか、バックに写る可能性があれば了解を得てから撮影します。 撮影禁止の浴場もありますので、どうしても記念撮影したい場合は管理者と入浴者の了解を取りましょう。 私の経験上、ちゃんと声をかければ快諾してくれますよ。
◎ゴミを散らかさない
これは常識な事で混浴に限った事ではないですが…。 裸で入るのだから一見ゴミは出なさそうだけど、水分補給のペットボトルや空き缶。空のシャンプーリンス。 使い捨ての歯ブラシやカミソリ等。所定のところに捨てるか持ちかえりましょう。 露天風呂では灰皿が設置してあり喫煙可能なところがあります。しかし、湯につかりながらの喫煙はマナー違反です。 ヤニは湯に溶けやすい性質があり、一度やればわかりますが煙は湯にくっつくのです。 他人にも迷惑ですし、ニコチン風呂に入るのは本人も嫌でしょ。湯から出て灰皿の横で吸いましょう。
裸を見られるのが恥ずかしい（嫌）という女性でも、脱衣所が無い、もしくは共同のところで上手に入る事は出来ます。
裸風呂の混浴なのですから、入浴する以上100％見られないようにするのでは無く、殆ど見られないを目指します。
少しでも見られたくないなら混浴は諦めてください。
少し見られてしまうのと後ろ姿（お尻）は諦めましょう。
気品に満ちて可憐に美しく、セクシーに見えても決していやらしくなく、恥ずかしそうな素振りは見えなく、裸もあまり見えない。
とても混浴に慣れていてオーラさえ感じる入浴法を伝授致します。（大げさ（＾＾；）
脱ぎ方
まずあらかじめ脱ぎやすい服装にします。ブラジャーも車等で外してノーブラにしておきます。
おすすめは靴下もはかずサンダルでパンティとスウェット上下等（トレーナーとジャージの下でも同じ）が良い。
すぐに隠せるようにタオル（バスタオルではなく普通のタオル）を広げておく。浴槽（男性）側を背にして先に下を脱ぎます。
上を脱いだらすぐタオルと手で胸を隠します。へたに隠しながら脱ぐと時間がかかる上よけい見えてしまうものです。
女が来ると狙って脱衣所に来る輩がいますので肝心なのは時間をかけないことです。
誰もいない脱衣所のタイミングを狙い脱衣所に入ったらすぐに移動可能な裸になることです。
パンティとスウェットの下は別々に脱ぐのではなく同時に脱ぎ、上もすぐ脱いでタオルで隠す。
電光石火でやれば１０秒かかりません。これでわざと脱衣所に近づく輩を防止できます。
慌てて脱いで転ばないように、落ち着いてゆっくり急いで。
歩き方
タオルは縦に使い下に垂らします。これは歩くときの基本形で女性が見られたくない胸とお腹と陰毛を隠せます。
湯船に近づき、しゃがんで胸を隠しながら３回くらい掛け湯をします。湯が熱い場合足から順に沢山浴びて体を慣らします。
見えやすいポイントは着替えと湯の出入りですので、ここを素早くするのがコツなんです。
一気に湯につかるためには、熱い湯に体を慣らさないとなりません。
掛け湯
掛け湯をしながら自分がどこの場所に行くか見つけておきます。
次に桶で湯を汲んだら、人に対して斜め後ろを向いてタオルを胸から外してひざに置き、性器と肛門をさっと洗います。
ここも下手に隠そうとタオルをつけてると、体勢が変になったりタオルが落ちて慌てたりするとよけい見えてしまいます。
タオルはひざに置き死角を利用して素早く事を終えるほうが結果的見えにくいものです。
入り方
後ろ向きのままタオルをしぼったら丸めて手に持ち、タオルを持っているほうの手で胸を隠し、
もう片方の手はバランスを崩さないようどこかに手をつき、横向きに素早く片足を入れて足場を確認し一気に湯につかります。
胸まで湯につかり、タオルは湯につけないようします。湯に入ってしまえば、透明な湯でもいがいと見えないものです。
胸の上まで湯につかって素早く移動すれば、あんまり見えないものです。
半身浴
半身浴をする場合はタオルを半分に折り、そのままだと冷たいので湯につけないようにタオルに湯をかけ後ろ向きに立ち上がる。
半分に折ったタオルと片手で胸を隠して半身浴する。
慣れてきて乳首だけ隠せれば良いという場合、首からタオルをまわして隠せば良い。
うまく隠れない場合、少し長めかスポーツタオルを使うと良いだろう。これのメリットは両手がフリーになるのでリラックスできる。
長い髪の毛で隠すのは駄目です。髪の毛は束ねておきましょう。
休憩
湯から上がり座って休憩する場合、歩く場合と同じくタオルを縦に使い、上は胸を隠し下は女性器を隠して座る。
衛生的にも直に座るより、女性器をタオルで包んで座ったほうが良い。
岩場の場合は股にタオルを通し、タオルの上に座って女性器を隠し、胸は手で覆って隠します。
体育座りで胸と足をぴったりつけるのも有効。これは横パイに肉が集まるため大きく見える効果もあります。（^^;）
洗髪等
洗髪は胸と足をぴったりつけて隠します。体を洗う場合、洗髪のときと同じく胸を隠した状態でタオルを充分に泡立てて、
胸から洗って泡で隠した後に他の場所を洗います。
出方
湯から上がるときは、丸めたタオル（折ったままのタオルだと広がりにくい）を持ったほうの手で立ちあがりながら胸を隠し、
逆の手は必ずどこかについてバランスを崩さないように湯から上がり、歩くときの基本形を作ります。
両手で隠すことに専念してバランスを崩すと非常に危ないのでやめましょう。
恥ずかしい丸見えになった上、手足擦り剥いた女性を何度か見たことがあります。
必ず片手はフリーにして、どこかに手をつきましょう。
着方
彼と一緒ならバスタオル持ってきてもらって手伝ってもらうのも手だが、ここまで出来たなら貴方は混浴マスターです。
後ろ向きでタオルを絞りながら大まかに何度か体を拭きましょう。これで今後１人や女性同士でも可能です。
体を拭いたら脱衣所に上がってバスタオルを巻き細かいところを拭きます。
拭き終わったらまず先にバスタオルを巻いたままスウェットの上（トレーナー）を着て、バスタオルを外して下をはく。
以上のようにポイントをさえ押さえればあんまり見られずに入浴することは可能です。
男が女の体を見たがるのは仕方ない事なのですから、見られない努力（上記の事）をしたら、
後はあまり人目（入浴者）を気にしないで、リラックスして温泉を楽しんだほうが良いです。
どうせ二度と会わない人達だし、例え見られても三日もすれば見た裸の記憶や見られた記憶は薄れます。
盗撮注意
気をつけなくてはいけないのは、入浴者以外の目です。向かいのホテルや旅館、橋や道路から丸見えの温泉。
考えてみてください。同じ見られるなら、お互い裸で基本的には入浴が目的でたまたま一緒に入浴している人と、
服は着ていて、女が入浴しているということで覗きが目的で興味本意な人に見られるのではどっちが嫌？
普通は後者ですよね。しかも後者は盗撮の危険もあります。中には旅館や道端から堂々とカメラ向ける人もいます。
既に述べたように記憶は薄れるし第三者が見ることは出来ませんが、
記録（ビデオや写真）は薄れないし第三者不特定多数に見られてしまいます。
近くの入浴者の目を気にしすぎて、服を着たまま覗いている卑怯者に丸見えじゃ本末転倒です。
通常入浴者がする盗撮は無防備な女風呂で女性が犯人（共犯者）であり、
男の目を気にして隠しながら入る混浴ではまずありえません。
場所によっては入浴者に見せても、外に見せない入り方が重要なんです。
開放的な場所では入浴者ではなく、道路や旅館を背にして着替えたりする事が大切なんです。
例えば脱衣所がスノコだけの所で、海、風呂、スノコ、道路、ホテルの順の場所なら、
入浴者に見られたとしても道路やホテルを背にして服を脱ぐべきです。
１人ないし２人くらいが入浴している場合、その人達を見ながら脱いだり湯に入るのも手です。
普通目が合えば外しますから。大人数のところは多少の諦め（入浴者に見られる）が必要です。
痴漢注意
入浴者の中でも極わずかですが露骨に女を追い回して見まくる輩もいます。
そういった人は基本的に意気地なしが多いので、湯に入るときとかに目が合っても目線外さない人には、
勇気を持って「すいません。恥ずかしいので目線外してください。」とか
「すいませんが、目線遠慮してください。」といえば、大抵引っ込みます。
相方の男性に嫌な入浴者と自分の間に立ってもらい死角つくってもらうのも良し。
他の人に見られても、露骨な奴には絶対に見せないよう体勢を取りつづけよう。
まぁチラッと見は仕方ないにしても露骨に見たり追い回す奴には、ハッキリ注意しましょう。
たとえ混浴とはいえ他人を注視して不快感を与えるのは違法なのですから。
習うより慣れろ！？
ここまでマスターしたら後は、回数と経験を積んで慣れる事です。慣れればさほど恥ずかしく無くなります。
慣れても気を抜いてはいけないのは、外の目と露骨な輩です。
ちょっと長くなりましたが、マナーを守った上、上手に入ることは可能です。
混浴なので入浴者同士見たり見られたりは、極自然な裸の付き合いなのですから
あまり恥ずかしがらずにスマートに入浴を楽しみましょう。