サブバッテリー



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あくまでも私個人が鉛蓄電池を解釈した上で掲載しているものであり、 間違いがあるかもしれません。自己責任のもとご利用下さい。
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現代社会において、蓄電池は必要不可欠なものになっています。 乾電池をはじめ、携帯電話のバッテリー等、携帯型電気製品は必ずバッテリーを使っています。 ハイブリットカーやディーゼルエレクトリック潜水艦は強大なバッテリーを積んでいます。
キャンピングカーにおいても、サブバッテリーは重要な装備です。 上手に付き合うことにより、より一層快適に過ごせるでしょう。

・バッテリーの寿命

基本的には5年以上の設計で開発されているようです。 特性に合わせて上手に使えば、決して5年持たせることは不可能ではないようです。 ラフに使っても3年くらいは持たせたいものですね。
バッテリーの寿命を縮める最大原因はサルフェーション現象のようです。 サルフェーション現象とは、化学反応により電極板に硫酸鉛の結晶が付着し、 電気の流れを悪くしてしまうものです。 これを最小限に抑えるのが秘訣のようです。

・バッテリーの種類と性質

種類特性充電代表商品用途
開放型
ディープサイクル
バッテリー
深放電及び急速充電に強く、繰り返し使うことができる。 大電流取り出しにも強く、性能表示は主に5時間率。 欠点は水素を放出するので室外でしか使えないうえ、 倒してしまうと希硫酸が漏れる。 水分は蒸発するので、純水を定期的に補給しなくてはならない。 40%位までの急速充電も可能だが、容量の5〜20%の電流で充電するのが好ましい。 EBシリーズ キャンピングカー(室外)
電動ホークリフト
電動カート
密閉型(MF)
ディープサイクル
バッテリー
急速充電や過充電に弱いが、深放電に強く、繰り返し使うことができる。 大電流取出しも可能だが強くは無い。性能表示は主に20時間率。 密閉型EBのように5時間率もあるが高額。 水素が漏れる事も無く、倒しても希硫酸が漏れないので室内でも使用可能。 メンテナンスフリー。 容量の5〜10%の電流で充電する。急速充電には向かない。 急速充電は密閉型とはいえ水素漏れが発生し危険。 ボイジャーのみ専用充電器にて高電圧充電しないと満充電に至らない。 ブライトスターをはじめ、ボイジャー以外のディープサイクルバッテリーは、 通常の充電器やオルタネーターの14V程度の充電でOK。 ボイジャー
G&Yu
シーキング
ブライトスター
釣り
移動無線
エレキボート
キャンピングカー(室内)
開放型
バッテリー
過充電に強いが深放電に弱い。 大電流取り出しにも強く、性能表示は主に5時間率。 欠点は水素を放出するので室外でしか使えないうえ、 倒してしまうと希硫酸が漏れる。 水分は蒸発するので、純水を定期的に補給しなくてはならない。 40%位までの急速充電も可能だが、容量の5〜20%の電流で充電するのが好ましい。 FBシリーズ 自動車等
エンジンスタート
密閉型(MF)
バッテリー
深放電に弱く、過充電にもそんなに強くない。 大電流取出しも可能だが強くは無い。性能表示は20時間率と5時間率がある。 水素が漏れる事も無く、倒しても希硫酸が漏れないので室内でも使用可能。 メンテナンスフリー。 容量の5〜10%の電流で充電する。急速充電には向かない。 急速充電は、密閉型とはいえ水素漏れが発生し危険。 FBシリーズ オートバイ
自動車等
エンジンスタート

・キャンピングカーのサブバッテリー

冷蔵庫、電灯、FFヒーター、家電インバーター駆動等、 シェルで過ごせば電気を使いますので、深放電になりがちです。 やはりキャンピングカーにはディープサイクルバッテリーが向いています。
室外に設置可能なら開放型が一番優れているようです。

専門家の話では、容量を増やすためにパラレル(並列)接続がありますが、 トリプル以上は管理が難しくお勧めできないようです。 そして大電流使用や急速充電はなるべく避けるのが、バッテリーを痛めないコツのようです。 未来舎の話でも25A充電器はパラレル接続の2台用で、 1台のバッテリーでは使用しないほうが良いといってました。

また深放電に強いディープサイクルとはいえ、なるべく深放電させないほうが長持ちします。 深放電させた場合、なるべく早く充電することが大切です。 しかし深放電させたバッテリーに大電流で充電すると、 サルフェーション現象を促進するため、最初はジワジワと充電するのが良いようです。 ご飯と一緒で初めチョロチョロ、中パッパです。(笑)

そういった意味では、ソーラー発電はバッテリーに優しいようです。 夜に電気を使って放電したバッテリーを、夜明けと共に徐々に電流を増していきます。 最初は朝日で発電量は少ないので、ゆっくりバッテリーを活性化させます。

各セルの電圧がバラバラになるので定期的(月に一度又は半年に一度)に高電圧(通常より+1V)で 均等充電を2時間程度行うのが良いとされていますが、ベテランさんがいろいろ試した結果、 結論的には均等化充電はやらないほうが、バッテリーは長持ちするようです。
均等充電を定期的に行えば、最大容量を維持できますが、寿命が半分近くなるようです。(例:2〜3年)
均等充電を行わなければ、最大容量は徐々に減るものの、80%以上の能力を5年以上保てるようです。

もちろんなるべく深放電を避け、大電流の使用や充電を行わず、 深放電させたときは、なるべく早く小電流で充電して使った場合です。

快適に過ごすためには、電気は必要不可欠です。 特性を理解するのが、快適かつ長持ちの秘訣のようです。

・急速充電(大電流)をしない。
・電子レンジ等、大電流使用はしない。
・深放電は避ける。
・深放電(使ったら)させたら、なるべく早めに小電力で充電する。
・均等化高電圧充電はなるべくやらない。

ディープサイクルバッテリー(とくに開放型)は、この5カ条を守れば5年以上も夢ではないようです。

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