タイトル | : Re: ヒッチキャリア |
投稿日 | : 2008/09/04(Thu) 09:35 |
投稿者 | : かめ@神奈川(川崎)【153.104.113.221.ap.yournet.ne.jp】 |
てつのすけさん、はじめまして。
外国ではメジャーなヒッチメンバーも、日本ではマリンスポーツやキャンピングトレーラーの方しか使いませんからマイナーですね。
私も最初は困りました。専門店のものは高いですし。
要するに差込は、以前書き込みましたが、
アタッチメント
・50mm角パイプ(4.5mm厚)JIS規格
・2インチ角パイプ(外径50.8mm)U.S.A.規格
レシーバー
・60mm角パイプ(4.5mm厚)内径51mm
(JIS規格クリアランス1mm)
(U.S.A.規格クリアランス0.2mm)
・65mm角パイプ(6mm厚)内径53mm
(JIS規格クリアランス3mm)
(U.S.A.規格クリアランス2.2mm)
です。
荷重に関しては、差し込んでいる長さや、支点からの長さによって、大きく変わりますので一概に言えませんが、3mm厚のレシーバーでも300kg以上耐えるはずです。
しかし取り出し箇所やリヤまでの延長方法で、耐荷重は変化します。
まず、キャンピングカーの場合、ビルダー以外は形状データが無く、オンオフになってしまいますね。
一般工場に製作依頼しても、ヒッチメンバーすら知らないことが多く、やはり専門店じゃないとうまくいきません。
私が選んだ道は、安いトレーラーヒッチです。
これは牽引することが前提で製作してあり、水平荷重を重視したものです。ようするに、マリンモービルや小型ボートを引っ張る用途。
これは一瞬の垂直荷重しか考慮していないので、垂直耐荷重はせいぜい100kgです。トレーラーなら1000kg引けても、常時垂直荷重のキャリア利用には不向き。
しかしながら安いのがメリット。
品物さえあれば、どこの鉄工所でも補強溶接は可能です。
物理的な弱さや形状の弱さを、鉄板を溶接して補強することにより耐荷重を飛躍的にアップします。
私の場合、チャンネル抱き合わせ延長だけだったものを、シェルフレーム吊下げ溶接し、Z型部分を三角補強しました。
文字の説明では伝わらないかな。(汗)
計算上は500kg以上耐えます。
カムロードの場合、ベース車のラダーフレームは4m強で終わっています。
特にトレーラーを引っ張る予定が無く、メンテナンス等問題ないならは、私のような抱き合わせではなく、なるべく長い吊下げの方が強度は高いです。またシングルではなくダブル以上のレシーバーの方が、キャリアが安定します。
理想はトレーラーもキャリアも可能なトリプルレシーバー。
さて、耐荷重ですが、ヒッチ取り出しフレーム強度だけを考えるのは危険です。ラダーフレームから取り出せば頑丈な、ヒッチメンバーになりますが、現行カムロードの軸許容荷重はリヤ1850kgで、標準タイヤは1輪950kgです。
この辺も十分余裕を持たないと、大事故に繋がってしまいます。
ヒッチメンバー自体は、規制緩和により構造変更が不要になりました。裏を返せば全て自己責任です。(汗)
コルドバンクスなら、5m以下のようなのでリヤオーバーハングも短いことから、タイヤさえ耐荷重の高いもの(Li109以上)ならば、150kg位のバイクは何とかなるでしょう。
ただし、室内が重装備ではない前提です。
私のように、リヤに2.8kw発電機があったり、水が沢山積めたり、10人乗りだったりするので、リヤは諦めました。
といいつつ、飲み物満載クーラーボックスや携行缶積むとバイクに近い重さになっていたりします。(汗)
しかし、フロントヒッチも計算では300kg位は耐えるはずが、バイク積んでデブの私が乗っかったら、曲がってしまいました。
形状に弱い部分がありました。
支点から遠いところに荷重がかかると、負荷は倍増しますので、弱いところが曲がってしまいました。
現在新たに製作し、補強中です。
年内には、バイク積載を実現したいと思っています。
裏技的な方法は、大きなクラブに入会し交流を深めるという手があります。詳しい方も沢山いますし、鉄工場勤務の方もいたり、溶接はプロよりうまい人も沢山います。
手先に自信があるなら、ちょっと勉強すれば、鉄加工はそんなに難しくありません。ホームセンターで、100Vアーク溶接、鉄鋼用サンダー、鉄鋼用ドリルを揃えれば製作可能です。
強度計算しボルトナットを駆使すれば、角パイプでつくれます。
問題は溶接技術。センスがあれば1日で上手になります。
私のわかる範囲ではアドバイスします。
頑張ってください。